| 鈴木大輔展より 油彩画 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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鈴木 大輔 |
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夕 暮 一日の終わりに 思い出している 誰かが苛立たしげに見つめていた赤信号を 家庭菜園に実りついでいたトマトの実を いつかの冬 ストーブの前でつぶしていた ダンボール箱いっぱいのいちごの山を 思い出している 一日の終わりに 夕暮れの破片が降り注いだ西陽の台所で 一人 酒を飲んでいた祖父の あの赤く灼けた頬と その晩年を 思い出している 俺もまた その夕暮にいて この赤さの意味を問い続けている 夕暮れが時の勾配を静かに滑り落ちるその一瞬を掴まえたいがために その意味を問い続けている 一日の終わりに 一日の終わりに
2007.自画像
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